私の愛してやまない中島みゆき様の歌に
「化粧」という名曲があります。
化粧なんてどうでもいいと思ってきたけれど、
せめて今夜だけでも きれいになりたい
今夜あたしは あんたに逢いにゆくから
最後の最後に 逢いにゆくから
これぞ、ザ・オンナゴコロ!
日頃、性格が雑な私でも、その気持ちは
とーーーっても良くわかります。
素敵な人と会う予定があるなら、
5分で終わる化粧も、心なしか丁寧に。
自分をより美しく見せたい(=幻想)に、
好むと好まざるとにかかわらず、
しがみついてしまうのがオンナゴコロというものです。
「あした」という名曲もあります。
イヤリングを外して 綺麗じゃなくなっても
まだ私のことを見失ってしまわないでね
フリルのシャツを脱いで やせっぽちになっても
まだ私のことを見失ってしまわないでね
これは、幻想が幻想だとわかっても、
私を愛したままでいてくれますか、
という切ないオンナゴコロ。
ふん、そんなのバカバカしい。
そうやって男によりかかっているのが
そもそもの間違いなのよ!
男も女も同権!
=男も女も同じ!
=区別すること自体、間違ってる!
・・・こうなると、女はなんと味気ない
生き物であることか。
男性に媚びているわけでも
へりくだっているわけでもありません。
何しろ私は、「保守」を標榜(?)する団体から
仕事を依頼されたとき、「女はただいればいい」という
雰囲気が嫌で、仕事そのものをお断りしたくらい
男尊女卑にムカつくタイプの女です。
でも、じゃあ、男女が区別もなしに
一緒くたでいいのかと言えば、そうではありません。
やはり性差はあります。
身体の構造が違う以上、こればっかりは首から上の
思想やイデオロギーでどうにかなるものではない。
女が服を汚さずに立ちションすることは至難の業だし、
デパートから公衆便所にいたるまで、
男女同じトイレだったら、正直イヤだもんなー。
女性が女性であるというだけで、人格を無視されたり
尊厳を否定されたりするのは、明白な男尊女卑でしょう。
しかしだからと言って、女性自身が女であることを
否定してしまったら、オンナゴコロのわからない、
不粋な女が生まれるだけ。
のみならず、被害者意識に凝り固まって
男性を攻撃することしか頭になくなってしまったら、
狭量で醜い女が生まれるだけ。
小林先生のブログで「幻想から解放してあげる」と
書いていた女性がいたので、驚愕しました。
まだこういう女性っていたんだな。
中島みゆき様の名曲を聴いてほしいもんだなーーー。
こういう人には、届かないかな?